MODとはコンピュータで使う音楽dataの形式のひとつ。音そのもののdataが含まれるため音源の機器を用意する必要がない、コンピュータだけで演奏できる、というのが目だった特徴ですか。
もともとAmigaで開発され使用されていたものですが、他のOSででも解析して演奏させるsoftができて現在ではMacintoshやWindowsでも使えるようになっています。
そんなわけでMODを聴くには各OSで用意されたsoftが必要になりますが、これはwebから入手できます。

Player : MODを聴くためのもの
OS名Player名
AmigaHippoPlayer
MacintoshMacMikMod
WindowsFastTracker2
ModPlugPlayer

Tracker : MODを聴くか作るためのもの
OS名Tracker名
AmigaProTracker
Macintosh Meditor
PlayerPRO
WindowsModPlugTracker

作った方々に感謝ですね。



MODはAmiga用として作られたものであり、使えるサンプリング音の数とか同時に鳴らせる音の数とか当時のマシンでできること、の制限をそのまま受けています。
しかし現在のマシンから見るとこんな制限などとうに超えていて無意味なので、もとのMODのdataを一部変更して制限を減らしたdata形式が作成されました。こういった派生dataは何種類もあって、拡張子で区別されます。

拡張子最大サンプリング音数最大TRACK(同時音)数開発TRACKER(OS名)その他
MOD314 (固定)ProTracker(Amiga)
XM12832FastTracker(DOS)
IT9964ImpulseTracker

PlayerやTrackerは、すぺての派生dataを聴けるわけではありません。
MODのdata形式はAmigaが定義した共通のものなのでどのsoftでも対応されていますが、その他のdata形式はsoft開発者が独自に定義したものであり、使えて有名になったものが別のsoftでも対応されている、ということのようです。
ここらへん統一されていないのが日本でいまいち有名になれないところなんじゃないか、とも思いますが、へんな奴とか絡んでくるよかちょっと面倒なだけの方がいいですねーかなり。


CRAFTWORKJapanでは'MOD'と'XM'を使っています。
ここではCRAFTWORKJapanで使用しているPlayer/Trackerを紹介しました。